北海道産などで「時鮭」なんて書いてあると、なにかとても貴重モノのような気がしませんか。が。
時鮭・・・なんのことはない、「時知らず鮭」の略で、つまり時期ハズレの鮭ってことだそう。
なぁんだって感じですが、それでもチリ産などより100万倍美味しいですよね。
生鮭も他の水気の多いお魚と同様、15分くらい塩水に浸けてからよく水分を拭いて焼くと、ふっくらとして、とても美味しく仕上がります。
写真のは薄く小麦粉をつけて、ほんの少しの米油で焼いたもの。焼き上がりに穂紫蘇もチリッと焼いて、レモンとともに添えました。
言ってしまえばただのムニエルなのですが、穂紫蘇をしごいて実を散らしながら食べると、時しらずの鮭も夏らしく活かされて、ちょっといい感じの一品になりました。
追記:時知らずは、時期によっては秋鮭より脂がのっていて美味しいとも聞きました。
時期ハズレというより、時を選ばないと言ったほうが正解かもしれません(^^)